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規制動向ニュース

The Starのカジノは営業中?2026年のシドニー・ゴールドコースト免許と経営リスク

The Starへの2億6,000万豪ドルの罰金でカジノは閉鎖されたのか。2026年10月29日時点では、シドニーは免許停止中も任命管理者の下で営業継続、ゴールドコーストの停止措置は2027年3月末まで延期されている。財務改善と事業継続リスクを区別して解説する。

The Starは罰金を受けて閉鎖されたのか

2026年10月29日時点で、The Starグループのカジノが今回の連邦裁判所による罰金を理由に一斉閉鎖された事実は確認されていない。 ただし、施設が営業を続けることと、事業者自身のカジノ免許が正常化することは別問題だ。マネーロンダリング対策違反による連邦民事罰金と、州政府の免許監督は異なる手続きである。

シドニー:免許停止中も任命管理者の下で営業

ニューサウスウェールズ州独立カジノ委員会(NICC)は2026年9月25日、The Star Sydneyの免許停止が継続していると発表した。一方、任命管理者Nick Weeksが免許を管理する体制のため、ゲーミング施設は営業を続けられる。管理者の任期は2027年6月30日まで延長された。

同委員会は改善の進展を認めつつ、ガバナンスやリーダーシップ、企業文化の是正にはなお確認すべき点があると説明した。管理者任期の終了日は免許の自動回復日ではない。

ゴールドコースト:免許停止措置を2027年3月31日まで延期

クイーンズランド州政府は9月24日、The Star Gold Coastに予定されていた90日間の免許停止開始を2027年3月31日まで延期すると発表した。特別管理者Nick Weeksの任期も同日まで延長された。

政府は組織・財務面での改革を評価する一方、優先的な是正事項が完了していないと指摘した。延期は処分の取り消しでも、同日に閉鎖するという決定でもない。

ブリスベン:別の運営スキームと監督

The Starは2026年4月にDestination Brisbane Consortiumの持分売却を完了したが、The Star Brisbaneには運営管理契約を通じて関与している。10月27日の四半期報告によると、同施設の外部アドバイザーの任期は2027年3月31日まで。2024年に閉鎖された旧Treasury Brisbaneとの混同にも注意したい。

業績改善は倒産リスクの解消を意味するか

9月末までの四半期に、The Starはグループ売上高2億8,400万豪ドル、EBITDA1,200万豪ドルを報告した。シドニーとゴールドコーストの合計売上高は2億7,900万豪ドルで、前四半期比9%増となった。

9月30日時点の現金・現金同等物は約2億3,900万豪ドル、別途8,000万豪ドルの使途制限付き預金がある。制限付き資金をすべて自由に使用可能な現金とみなしてはならない。法定の営業キャッシュフローは引き続きマイナスで、会社は継続企業の前提に関わる重要な不確実性を開示している。

これは企業がすでに破産手続きを開始したという意味ではない。2億6,000万豪ドルの罰金についても分割払いが認められており、残高との単純比較だけで結論を出すことはできない。

よくある質問と今後の注目点

シドニーは現在営業している? 任命管理者による監督下で営業が継続しているが、The Star自体の免許は停止中だ。

2027年3月にゴールドコーストは閉鎖する? 現時点で決まっているのは停止措置の延期期限であり、閉鎖の確定ではない。

The Starは倒産した? 最新報告に継続企業リスクの開示はあるものの、それを破産確定と解釈する根拠はない。

今後はクイーンズランド州の2027年3月31日、シドニー管理者の同年6月30日を注視したい。今回の分析はBetVerityの2億6,000万豪ドル反マネーロンダリング罰金ニュースを補完する。